静岡からの応援団!? 第4回 雪かき道場 in 塩谷
今年も去年に引き続き、静岡絆の会の皆さん30人が塩谷へ雪かきをしに訪れてくれました。
静岡から夜通しバスを走らせての強行軍。皆さん、さぞお疲れのことと思ったのですが、何のことはない「すぐにでも雪かきしたい」という皆さんばかりで、最初から圧倒されぱなしです。
集落センターでの自己紹介もそこそこに午前中の実技です。本来であれば実技の前に座学があるのですが、この日は雪に飢えている皆さんばかりだったので、まずは雪に親しんでもらうこととしました。
まずは、雪の中で歩くためのカンジキの履き方、歩き方の練習です。地元師範の指導のもと、各々がカンジキを履き、そしてバージンスノーの中を歩いていきます。静岡絆の会の方々が塩谷で雪かきを行うのは二回目なのですが、今回初参加の方も多く最初は戸惑う姿も見受けられました。

雪の中を歩くのに慣れてきたら、班ごとに分かれての行動です。
当初、午前中は雪と雪かきに使う道具に親しんでもらうために雪遊びをしてもらおうと考えていたのですが、結局雪遊びを行ったのはB班のみ。A班とC班は午前中からせっせと雪かきに勤しんでいました。
雪遊びを行ったB班では、斜面に降り積もった雪を踏み固めてのソリ遊び、それに雪かき道場プロデュースの「雪かきカルタ」を使用した「雪上大カルタ大会」などが行われました。大人も子供もみな童心に帰っての大はしゃぎで、集落中に笑い声が響いていました。それにしても雪に触れるとみんな子どものようになれるのはなぜでしょうか?不思議です。

一方、A班、C班はB班とは対照的に朝から雪かきです。家のまわりに積もった雪をスコップやダンプを使って徐々に馴らしていきます。でも、まだスコップの持ち方やスノーダンプの使い方がぎこちない方が多かったようで、変に力を使ってしまって疲れた方も多かったのではないでしょうか?
それにしても、みんなを指導するはずの地元師範の先生方、いったいどこへ行ったやら?(あれっ、屋根の上で雪ほりしてるや…。)

昼食には、静岡絆の会の皆さんが用意してくれたカレーライスを頂いて、その後ちょっと一休み。
午後の眠たい時間帯ですが、師範代の上村先生からの講義です。実技も大切ですが、やはりそれに理論が伴えば、まさに鬼に金棒、怖いものなしです。
講義中、一部船を漕いでいる参加者の方も見受けられましたが(静岡からの夜の長旅の後、しょうがないですよね(笑))、講義の終わりにはかなり専門的な質問も出るなど、かなり熱の入った座学となりました。

座学の後は、各班に分かれて「雪かき」です。今度はどの班も真剣に雪かきを行います。
座学の効果か、はたまた地元師範の指導のおかげか、参加者の皆さんのスコップやスノーダンプの使い方も時間を経るごとにどんどん上達していきます。そして、うまく使えるようになると作業が楽しくなってくるもので、そうなるとあっという間に雪もなくなり、瞬く間に除雪をする場もなくなってしまいました。

除雪作業の後は「ほんやら洞」を作ります。道のわきに出来た雪壁に小さい穴を掘り、その中にろうそくを灯すと何とも風情がある良い感じになります(そういえば、塩谷の方々が灯りをつけて回っていたけれど、静岡の皆さん、明かりのついた「ほんやら洞」をしっかり見れたでしょうか?)。

そして、一日目のクライマックスは、交流会です。やっぱりひと汗流した後の一杯はやはり格別です。静岡の皆さんが用意してくれた「三島おでん(?)」や、塩谷の皆さんが持ってきてくれた「山菜料理」をつまみに飲む「どぶろく」は何とも言えません。
皆さん、アルコールでだいぶ唇の滑りも滑らかになり、互いの地域の話題などで交流会の方もだいぶ盛り上がりました(かく言う自分も途中から記憶が定かでありません…)。
これからの静岡と塩谷の交流がどうなっていくか、楽しみです。

二日目の朝はお決まりの「ラジオ体操」ならぬ「雪かき健康体操」で始まります。
当初の予定では、二日目も除雪作業を行う予定だったのですが、一日目の作業が思いのほか早く終わってしまったために、予定を変更して旧山古志村までカンジキを履いてトレッキングをすることに。
やっぱり30名の人の力ってすごいものです。
歩けば脛ぐらいまでは簡単に埋まる新雪の中、2km先の山古志村へ向かいます。設定は「山古志スキー場で遭難した哲雄さんを救助する」という設定。
一列縦隊を組んで山の中を歩いていきます。

途中、休憩をはさみながらおよそ30分の行程を歩いて、旧山古志村との境に到着。
みんな、なぜか山古志というだけで大はしゃぎ。やっぱり山古志の知名度というのはすごいものがあるようです(いつの間にやら誰も哲雄さんのことなど覚えちゃいません)。
中には山古志の雪を持って帰ると言って、途中まで抱えていった学生さんもいましたが、途中、転んであえなく壊れてしまいました(残念…)。

トレッキングの後は、認定証の授与式です。いつもと同様、師範代の上村先生より受講生の皆さんに認定証が授与されました。
初級を認定された皆さん、豪雪の時にはボランティアよろしくおねがいします!

それではみなさん、また、来年も塩谷でお会いできるのを楽しみにしています!
来週は、第5回雪かき道場 in 飯山です。
長野の皆さん、お会いできるのを楽しみにしています!
静岡から夜通しバスを走らせての強行軍。皆さん、さぞお疲れのことと思ったのですが、何のことはない「すぐにでも雪かきしたい」という皆さんばかりで、最初から圧倒されぱなしです。
集落センターでの自己紹介もそこそこに午前中の実技です。本来であれば実技の前に座学があるのですが、この日は雪に飢えている皆さんばかりだったので、まずは雪に親しんでもらうこととしました。
まずは、雪の中で歩くためのカンジキの履き方、歩き方の練習です。地元師範の指導のもと、各々がカンジキを履き、そしてバージンスノーの中を歩いていきます。静岡絆の会の方々が塩谷で雪かきを行うのは二回目なのですが、今回初参加の方も多く最初は戸惑う姿も見受けられました。

雪の中を歩くのに慣れてきたら、班ごとに分かれての行動です。
当初、午前中は雪と雪かきに使う道具に親しんでもらうために雪遊びをしてもらおうと考えていたのですが、結局雪遊びを行ったのはB班のみ。A班とC班は午前中からせっせと雪かきに勤しんでいました。
雪遊びを行ったB班では、斜面に降り積もった雪を踏み固めてのソリ遊び、それに雪かき道場プロデュースの「雪かきカルタ」を使用した「雪上大カルタ大会」などが行われました。大人も子供もみな童心に帰っての大はしゃぎで、集落中に笑い声が響いていました。それにしても雪に触れるとみんな子どものようになれるのはなぜでしょうか?不思議です。

一方、A班、C班はB班とは対照的に朝から雪かきです。家のまわりに積もった雪をスコップやダンプを使って徐々に馴らしていきます。でも、まだスコップの持ち方やスノーダンプの使い方がぎこちない方が多かったようで、変に力を使ってしまって疲れた方も多かったのではないでしょうか?
それにしても、みんなを指導するはずの地元師範の先生方、いったいどこへ行ったやら?(あれっ、屋根の上で雪ほりしてるや…。)

昼食には、静岡絆の会の皆さんが用意してくれたカレーライスを頂いて、その後ちょっと一休み。
午後の眠たい時間帯ですが、師範代の上村先生からの講義です。実技も大切ですが、やはりそれに理論が伴えば、まさに鬼に金棒、怖いものなしです。
講義中、一部船を漕いでいる参加者の方も見受けられましたが(静岡からの夜の長旅の後、しょうがないですよね(笑))、講義の終わりにはかなり専門的な質問も出るなど、かなり熱の入った座学となりました。

座学の後は、各班に分かれて「雪かき」です。今度はどの班も真剣に雪かきを行います。
座学の効果か、はたまた地元師範の指導のおかげか、参加者の皆さんのスコップやスノーダンプの使い方も時間を経るごとにどんどん上達していきます。そして、うまく使えるようになると作業が楽しくなってくるもので、そうなるとあっという間に雪もなくなり、瞬く間に除雪をする場もなくなってしまいました。

除雪作業の後は「ほんやら洞」を作ります。道のわきに出来た雪壁に小さい穴を掘り、その中にろうそくを灯すと何とも風情がある良い感じになります(そういえば、塩谷の方々が灯りをつけて回っていたけれど、静岡の皆さん、明かりのついた「ほんやら洞」をしっかり見れたでしょうか?)。

そして、一日目のクライマックスは、交流会です。やっぱりひと汗流した後の一杯はやはり格別です。静岡の皆さんが用意してくれた「三島おでん(?)」や、塩谷の皆さんが持ってきてくれた「山菜料理」をつまみに飲む「どぶろく」は何とも言えません。
皆さん、アルコールでだいぶ唇の滑りも滑らかになり、互いの地域の話題などで交流会の方もだいぶ盛り上がりました(かく言う自分も途中から記憶が定かでありません…)。
これからの静岡と塩谷の交流がどうなっていくか、楽しみです。

二日目の朝はお決まりの「ラジオ体操」ならぬ「雪かき健康体操」で始まります。
当初の予定では、二日目も除雪作業を行う予定だったのですが、一日目の作業が思いのほか早く終わってしまったために、予定を変更して旧山古志村までカンジキを履いてトレッキングをすることに。
やっぱり30名の人の力ってすごいものです。
歩けば脛ぐらいまでは簡単に埋まる新雪の中、2km先の山古志村へ向かいます。設定は「山古志スキー場で遭難した哲雄さんを救助する」という設定。
一列縦隊を組んで山の中を歩いていきます。

途中、休憩をはさみながらおよそ30分の行程を歩いて、旧山古志村との境に到着。
みんな、なぜか山古志というだけで大はしゃぎ。やっぱり山古志の知名度というのはすごいものがあるようです(いつの間にやら誰も哲雄さんのことなど覚えちゃいません)。
中には山古志の雪を持って帰ると言って、途中まで抱えていった学生さんもいましたが、途中、転んであえなく壊れてしまいました(残念…)。

トレッキングの後は、認定証の授与式です。いつもと同様、師範代の上村先生より受講生の皆さんに認定証が授与されました。
初級を認定された皆さん、豪雪の時にはボランティアよろしくおねがいします!

それではみなさん、また、来年も塩谷でお会いできるのを楽しみにしています!
来週は、第5回雪かき道場 in 飯山です。
長野の皆さん、お会いできるのを楽しみにしています!