越後雪かき道場(R)ブログ

雪をかき・汗をかき・情熱かき立てる
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上級コースって、何やるん?

中越地震の震源地がある豪雪地「木沢」。今年は雪が少ないとはいえ、集落の除雪していない場所では1m50cmくらいかな。越後雪かき道場にとっては、これくらいの量で充分に研修ができます。今日は「上級編」について報告します。

 

以前、越後雪かき道場ではハンドガイド式除雪機械やホイールローダーの作業を扱えるようになる上級コースを設定していましたが、最近では「ボラセンなどで除雪ボランティアを束ね、指導・リーダーとして活躍できるスキル」を身に付けていただくことを目的とした上級コースを設定しています。

 

参加者に与えられたミッションは、集落内の屋根雪除雪が必要な要援護者宅の状況把握です。そのため、カンジキを履いて道なき道を歩いていきます。もちろん、集落内の道路はキレイに除雪されていますが。

 

 

 

チェックシートをもとに、家屋の配置、屋根の形状、降雪状況などの現場確認をしていきます。

 

 

 

そしていったん屋内に戻り、安全帯やロープワークについて学習します。参加者の中には建設関係の方もいらっしゃるため、ロープワークに長けている方々もたくさんいらっしゃいます。

 

 

 

初級コースの皆さんが、グランドでスコップなどの基礎実技をしているわきで、上級コースはアンカーの設置訓練などを行います。また、上級コースのカリキュラムの一つである埋没者捜索、搬送訓練を行いました。屋根からの落雪を想定し、実際に人を埋めてみます。救助の声が聞こえるか、埋没者からの声は届くのか、検証してみます。

 

 

 

現場にはスコップなどが無い事を想定し、手作業で掘り出し、現場にあるブルーシートに包んで搬送します。このようなスキルを見なつけておくことは重要ですが、実際に使うことがないことを祈ります。

 

 

 

2日目の実践は集落内の除雪です。ハシゴメーカーと協働開発した雪下ろし作業に特化したハシゴを使って現場に向かいます。このハシゴには様々なノウハウが詰まっていて、それが現場にちゃんと活かされるか、皆さんの意見や感想も聞きました。

 

 

 

 

屋根の上ではアンカーからロープをしっかり確保し、安全帯を装着して作業をします。大人数で作業をしたので、順調に作業が進み、早い時間で終えることができました。

 

 

 

越後雪かき道場では、文字通り最上級のコースとして上級コースを設定しており、除雪作業のスキルはもちろんのこと、各地から訪れる除雪ボランティアを束ね、現場の状況を的確に把握し、作業計画を立てられるスキルを身に付けてもらうことを目的としています。

 

今シーズンの降雪状況はまだまだ先が読めません。もしどこかでボラセンが立ち上がった時にはこのコースで培ったスキルをもとに、各地で活躍されることを期待しています。皆さん、2日間お疲れ様でした。

 

 

 

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