越後雪かき道場(R)ブログ

雪をかき・汗をかき・情熱かき立てる
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関東甲信の雪かきボランティアに出かける人へ
このたびの大雪は、各地に被害をもたらし、いまだに孤立集落もあるようです。現地では除雪ボランティアセンターも立ち上がりつつありますが、出かける方々は、十分に注意して作業してください。



○持ち物

弁当と寝床、プラス保険は自己責任で。現地では、スコップ、スノーダンプなどの資材が十分ではないと思います。できる限り自分の作業道具をお持ちください。



なお、除雪作業は意外と重労働で汗をかきます。作業中はダウンなどの厚着よりも、防"汗"対策と、汗をかいたあとの処理をしっかりしてください。また、寒い時期でも体から水分は逃げていきます。十分な水分補給を心掛けてください。



また、作業開始時に体をほぐしたり、準備体操を忘れずに。特に暖かい部屋から急に寒い屋外へ出かけるとき、心臓に負担がかからないよう、十分に体をほぐしてください。



○雪かきの作業経験がない人

無理に除雪作業をしないでください。特に屋根雪おろし作業などは絶対にしないでください。作業に慣れた方々にやってもらいましょう。

除雪作業だけがボランティアではありません。おばあちゃんとお茶を飲みながら話を聞いたり、子供の世話をすることなども、立派なボランティアです。

また、除雪作業は、万が一の事故に備え、複数人で行うことが絶対条件です。作業をしている人を見守るだけでも十分にボランティアの仕事となり得ます。

そのほか、ボランティアセンターでの運営スタッフのお手伝い、炊き出しのお手伝い、高齢者の買い物代行などもあります。「除雪作業に自信がないから」と思わずに、積極的にボランティアセンターに問い合わせてみてください。

 

○除雪経験がある方、雪かき道場の卒業生の皆さんへ

へたくそでもたくさん集まればそれなりの力になります。雪かきの作業経験を、他のボランティアの人たちにも指導してあげてください。

 

ただし、スコップを壊したり、除雪対象の家の壁を傷つけたりしないように注意してください。水害のあとの泥かき作業とは違い、除雪作業中の事故も起こり得ます。危険な「軒先」「水辺」「機械」には近寄らないでください。



○今後の注意

天候が回復しつつあります。雪が緩むと、屋根からの落雪の危険があります。特に体育館などの大きな屋根からの落雪は、トン単位で雪の塊が落ちてきます。子供たちが屋根の下で遊ばないよう、周りの大人も十分に注意してください。

また除雪後の雪壁が緩んで崩れてきたり、雪崩の危険もあります。車の通行や、歩行者は十分に注意してください。

また溶けた雪が水となり、その水が夜間の放射冷却によって氷になります。スリップ事故や歩行の際に気を付けてください。



○日常からの備え

大雪も災害の一つです。日ごろから家庭での備蓄も大切ですし、万が一の停電のためにも、石油ストーブなどの購入も有効です。

車内では、スコップを携行したり、毛布(寒さ対策のほか、車がスタックしたときに、タイヤの下に敷いて脱出もできる)やウォッシャー液の携行も有効です。

- | 16:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
雪かき史上最多の参加者〜富山県南砺市東中江
2月1日(土)〜2日(日)は、富山県南砺市、旧平村の東中江地区で雪かき道場(初級)を開催しました。南砺市での開催は、北野地区、大島地区に続いて3回目の開催ですが、いずれの回も日帰りコースでした。しかし、昨年の大島地区での開催後、「ぜひ今度は1泊2日コースで!」という地元の皆さんの強い要望と、雪かき道場スタッフの「またここで開催したい!」という思いから、今回は1泊2日コースが実現しました。

参加申し込みを始めると・・・どんどん増えて、この日の参加者は総勢42名。これまでの雪かき道場では、一回あたりの参加人数は最多です! 一般受付の参加者のほか、南砺市と災害時相互応援協定を結んでいる愛知県半田市の皆さんや、大学生の皆さんも団体で参加してくださいました。

 

 

まずは「雪かき道場<越後流>指南書」に基づいた安全講習を行います。出席者が多くて、まるで学校の授業のようだ・・・。地元の師範も真剣に講義を聞きます。

 

この日は、初級と中級に分かれ、初級は屋外で除雪作業の基礎訓練、中級は屋根雪除雪を想定し、安全帯やロープを使った訓練です。まずは「健康雪かき体操」で体をほぐしてから、屋外に出て実践です。

 

 

今年は大雪・・・と予報されていましたが、2月1日の会場周辺の積雪の様子はごらんのとおり。路面には雪はありません。積雪量も、例年の半分くらいとか。とは言ってもまだ2月に入ったばかりですから、これからも降雪はあるかもしれません。

しまり雪とはいえ、雪原は長靴だけで埋まってしまい歩けません。雪国の必須アイテム「カンジキ」を体験してもらいましょう。

 

 

そしてスコップ、スノーダンプの基礎を学びます。とにかく習うより慣れろ、いきなり実践です。

 

班ごとに分かれ、雪山を掘り進む、という課題を与えてみました。班ごとに地元の師範が付き、指導してもらいます。指導するだけではいてもたっても居られず、ついつい手を出してしまう地元の師範(笑)

 

ゲーム感覚でスコップやスノーダンプの使い方を学んだあとは、カマクラ掘りのお手伝い。会場のすぐそば「道の駅たいら」には、大きな雪山が出来上がっています。「ここで今晩、二次会をやるんだ!」と意気込む地元の師範と一緒に、カマクラを掘りました。

 

そしてこの日の初級コースは終了。気温もそれほど寒くなかったので、作業のあとは汗だくです。「厚着して、大汗かいて、風邪ひいて」「濡れたなら、早めに着替えて、風邪防止」、作業後は近くの温泉「ゆー楽」へ行って汗を流しました。



一方、中級コースでは、まず屋外で命綱の装着練習や、ロープワークについ学びます。

 

 

今度は屋外に出て、雪山を屋根に見立てて、アンカーを埋め込み作業をしてみます。

 



そしてこの日の夕食会。地元のお母さんたちが何回も打ち合わせを重ね、たくさんのメニューを考えてくださいました。おどろいたのは、食材のほとんどが地元産。野菜はもちろん、イワナや鶏肉まで地元産です! 揚げたて、焼き立てのごちそうは絶品でした。

 

 

そして恒例のユキカキカルタ大会。大人げない大人も子供たちと一緒に楽しみます。下の句から読むちょっと意地悪なやり方でも、子供たちの記憶力には驚き。賞品をもらって満足そうです。

 

 

夕食会の二次会は、昼間に作ったカマクラでキャバクラです(笑)。キャンドルをともしたり、キャンプファイヤーをしたり、この時期にしては比較的暖かい夜は更けていく・・・。

 

翌日の朝はあいにく小雨。でもすぐに止みました。班に分かれて集落内の除雪作業です。この班は、文化遺産である「五箇山念仏道場」の周辺にたまった雪を片付けます。

 

 

この班では、おばあちゃん家の玄関まわりの除雪です。トタンを壊さないように、慎重に作業をします。

 



 



初心者でもたくさん集まって、力強く作業をすれば、あっという間に片付いてしまいます。どの班も、予定より早く終わって、集落内のいろんなところを作業させてもらいました。



修了式では、初級31名、中級11名、全員合格です! 認定証をもらってにっこり。半田市の皆さんも、大学生の皆さんも、もし大雪でこの地区が困っていも、この認定証を持っていれば大丈夫、即戦力になります。安全に気を付けて除雪作業をしてください。

 

南砺市のおもてなしは、昨晩の夕食だけではなく、おいしい昼食が待っていました。つきたてのお餅とトン汁。除雪作業後の汗がちょっと冷たくなった体に浸み込む温かいお昼ごはん。

 

この日のために、地元のスタッフをはじめ、師範の皆様、そしてお母さんたちは、何度も何度も打ち合わせを重ね、温かいおもてなしをご用意してくださいました。



修了式のとき、参加者一人ひとりに感想を述べてもらうのですが、最後に小学生の女の子が「ご飯がおいしかったぁ!」と言ってくれました。小雪で除雪に困ってなくても、今回の雪かき道場でつながった絆を大切にして、またいつでも遊びに行きますね。何度行ってもいいところだ、南砺市。わたくし(個人的に)は、雪が解けたらバイクで訪ねよう。

参加者の皆さん、お疲れ様でした。南砺市の皆さん、お世話になりました。
 
- | 08:14 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
今年の雪は少なめ? 十日町市池谷道場
例年、4mも雪が積もる十日町市池谷地区。1月25日は、いつもの半分くらいの量でしょうか? それでも2mくらいは積もっています。

今回の参加者は、初級と中級を合わせて13名。こじんまりした道場でした。

 
まずは「雪かき道<越後流>指南書」←今年できたての第3班! で、除雪安全を学びます。

 

 

そしてカンジキを履いて雪原へ。初級コースでは、カンジキが脱げたら失格です(笑)

 

続いて、スコップの正しい持ち方や、使い方を説明。初心者の皆さんは、やはり「腕」の力に頼りすぎるくせがあるようです。長い時間、効率的に作業をするなら、腰やひざをうまく使ったほうがいいですね。

 

続いてスノーダンプの使い方。これは効率的にたくさんの雪が運べます。ポイントは雪を運ぶ道を最初に作っておくこと、そして雪の重さを利用して運ぶこと。

 

 

コツを覚えたら、次は実践です。集落の協共同車庫の除雪です。みんな汗だくになるまで作業しました。汗をかいたら早めに着替えましょう、ってか、本当は汗をかく直前の「ぽかぽか」程度で作業ができればいいんですよね。



この日の作業は終了。除雪された場所を見終わって、達成感がありますね。

 

池谷といえば、集落のお母さんたちの手作りの料理がおいしんです。アットホームな雰囲気がいいですよね。

 

そして毎年恒例のユキカキカルタ。お母さん、真剣すぎます(笑)。そして雪国の夜は過ぎていく・・・。

 

翌日の課題は、集落にある分校の除雪です。まずは健康ゆきかき体操で体をほぐしましょう。

 

雪は少なめ、と言ってもこれくらいあります。屋根の端っこは危ないですから、地元のベテランに任せましょう。足場が確保できたところから除雪していきます。

 

そして・・・なんと、今回は思わぬ助っ人が!!! あのボビー軍団4人が、雪国で困っているお年寄りを助けたい、という企画で池谷を訪れました。うるさいくらい元気はあるけれど、雪かき作業は危険も伴います。ちゃんと雪かきの安全講習も受けてもらいました。

番組の放送日時は未定ですが、TBS系列の「ホムカミ」だそうです。皆さん、お楽しみに。



 
- | 12:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
アンカー取り付けに関してご協力を頂きました
このたび、越後雪かき道場の上級コースを開催しましたが、この会は、国土交通省の克雪体制支援調査業務の一環として開催しました。そこで、アンカーの設計や実証実験を行ったのですが、地元の建築業者さんには、会議の参加をはじめ、当日の運営まで多大なご協力を頂きました。

 

有限会社 渡辺建築
長岡市東川口655-1 TEL 0258-89-3687

ヒロタカ工務店 様
長岡市川口相川1911 TEL 0258-89-3471

この場を借りてお礼申し上げます。今後ともアンカーの開発や研究会へのご参加にご協力よろしくお願いいたします。
 
- | 17:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
アンカーの実証実験
1/19(日)、雪は一段落。風は冷たいものの、降雪はありません。この日は、新潟県長岡市川口地区の2軒のお宅で、屋根に取り付けたアンカーの実証実験を行いました。屋根の雪下ろし、そして雪下ろしの段取りを組むのは、越後雪かき道場での「上級コース」での位置づけです。

 

まずは室内で安全帯を装着します。昨年、兵庫県にある安全帯の製造会社、基陽と共同開発し、コメリで販売を開始しています。



そして屋根に上がります。ハシゴはしっかり雪に差し込み、下で支えてもらいましょう。



屋根の上から見ると、こんな感じです。積雪の状態によっては、このように路面が見えているときがあります。こんな固い路面に落ちると間違いなく怪我をします。安全帯、ヘルメット、そして命綱=アンカーの接続が必須です。

 

長岡市川口貝之沢地区にあるこのお宅に取り付けたアンカーは、ワイヤー式。安全帯と接続したロープを結びます。もちろん、万が一の荷重がかかっても大丈夫です。

 

作業は複数人で行います。安全帯、そしてロープをアンカーに接続しているから得られる安心感があるからこそ、効率的に作業もできます。



続いて向かったのが、長岡市川口牛ケ島地区にあるこのお宅。雪国で一般的な3階建てのお宅です。こんな高い屋根で、命綱なしでの作業はとても危険です。

 

このお宅で採用したのは、短管をアンカーとしたもの。ロープを接続し、作業を始めます。やはり3階の高さ、それも家の周りには落雪も少ないため、転落したら大事故です。

 

雪下ろし終了後、玄関まわりの落ちた雪の片付けをして、本日の作業は終了です。



その後、川口きずな館に移動し、意見交換会。安全帯の必要性や、アンカーの有効性を実感したという意見のほか、今後いかにしてアンカーを普及させていけばよいか、また、アンカーの設置に関して自治体の建築条例につながって補助金が出るようになればよいが、などの意見も聞かれました。

今後、2月10日開催の越後雪かき道場では、長岡市川口木沢地区でアンカーを設置したもう一軒の実証実験を行う予定です。
 
- | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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